デリケートゾーンのお悩み相談室
デリケートゾーンもオイルケアする時代が到来!冷えやニオイ改善に効果的な理由
2021.08.19
悩みがあってもなかなか人には相談できない体のパーツ「デリケートゾーン」。かゆみやニオイ、ヒリヒリした痛みなど、さまざまな症状に悩んでいてもなかなか人には相談できず、どう改善したらいいのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
「デリケートゾーンの話が恥ずかしい」なんて一昔前までの話。最近では、女性らしさをキープするためだけではなく、心身ともに健康に過ごすためにデリケートゾーンのケアを始める女性が増えています。
また、デリケートゾーンのお手入れは、尿もれの改善にもつながるとして将来的なケアとしても注目されています。
この記事では、デリケートゾーンのオイルケアについてまとめました。
- ・デリケートゾーンのニオイが気になる
- ・膣の痛みを改善したい
- ・尿もれに悩んでいる
という方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
デリケートゾーンのトラブルはなぜ起きる?
デリケートゾーンのかゆみや痛み。
実は、次のような理由により、デリケートゾーンのトラブルが発生するケースがあります。
- ・女性ホルモンの低下
- ・皮脂分泌の低下
感染症以外にデリケートゾーンのトラブルが起こりうる原因について紹介していきます。
女性ホルモンの低下
女性ホルモンは20代をピークに低下すると言われており、肌質や体型など女性の体の変化に大きく影響しています。
デリケートゾーンも例外ではありません。女性ホルモンの分泌が低下することにより、デリケートゾーンの状態も変化してしまいます。
例えば、女性ホルモンの一種「エストロゲン」の分泌が低下すると、血流を調節している自律神経が影響を受けることで膣への血流が減少し、膣にとって必要な栄養が行き届かなくなります。
十分な栄養が行き届かなくなった結果、膣の粘膜は萎縮していきます。膣内の粘液が減少することにより、かゆみの原因となる膣の乾燥を引き起こしてしまいます。
同時に、膣内を守る自浄作用も低下し、ニオイの発生や常在菌の低下などのトラブルを引き起こしてしまいます。
皮脂分泌の低下
皮脂分泌の低下も、デリケートゾーンのトラブルの要因の一つです。「ニオイが気になる」「清潔感を保ちたい」と言った理由で入浴中に洗いすぎていないか、自身の行動を振り返ってみましょう。
皮脂は「不潔」というイメージを持つ方が多いかと思いますが、皮脂が分泌されることはネガティブなことばかりではありません。
皮脂によって膣の常在菌のバランスが保たれています。常在菌のバランスが崩れてしまうと、ニオイが発生してしまうため、常在菌のバランスを保つ皮脂は膣にとって重要なものといえます。
また、強く洗いすぎると黒ずみの原因になるだけではなく、常在菌が低下し、自浄作用も低下してしまうため、入浴時には優しく洗い、オイルケアで保湿してあげることが大切です。
デリケートゾーンのオイルケアが注目される理由
おまたのオイルケアは「なんだか恥ずかしい…」と思いがちですが、デリケートゾーンのケアは思わぬ効果をもたらします。
昨今、次のような理由によりデリケートゾーンのオイルケアが注目されるようになりました。
- ・血行促進
- ・冷え解消
- ・骨盤底筋の弾力性をキープ
それぞれ詳しく解説していきます。
血行促進
全身を巡る血液は、肌や筋肉などさまざまなパーツに影響を与えますが、膣も例外ではありません。
膣が冷えなどの理由により血流不良になると、代謝が低下し、汗や体液などのニオイを変えてしまいます。それが不快なデリケートゾーンのニオイの原因のもととなるのです。
「何をしてもデリケートゾーンのニオイが改善されない」という方は、デリケートゾーンのオイルケアを実践してみましょう。
保温効果があるオイルを膣に塗布することにより、冷えが解消し、血流が改善されます。その結果、膣内環境が整い、気になるニオイの原因となる分泌物の状態を改善してくれます。
冷え解消
デリケートゾーンのオイルケアは、冷えの解消にもつながります。「冷え性が改善されない」「頭痛や肩こりに悩まされている」という方にも、血流改善が期待できるデリケートゾーンのオイルケアはおすすめです。
オイルには保温性があるため、冷えた膣を温めてくれます。冷えが解消されると代謝が上がり、免疫力もアップします。
また、冷えは自律神経と深く関わりがあるため、デリケートゾーンのオイルケアにより、イライラや不安などのネガティブな気持ちも解消してくれます。
骨盤底筋の弾力性をキープ
デリケートゾーンのオイルケアは、尿道を締める働きをする筋肉「骨盤底筋」の弾力性を維持するためにも効果的です。
骨盤底筋は筋肉の一部であるため、冷えると固くなってしまい、どうしても動きが鈍くなってしまいます。そのため、尿もれが起きてしまうのですが、オイルケアにより温めてあげることで弾力性を維持でき、尿もれを改善できます。
デリケートゾーンの正しいオイルケアの方法
気になるニオイだけではなく、イライラ解消や尿もれ改善にも効果があるとわかったデリケートゾーンのオイルケアですが、どう取り入れたらいいのでしょうか。
デリケートゾーンの正しいオイルケアの方法についてご紹介します。
お風呂上がりの保湿
お風呂上りの肌は、水分が奪われやすく、乾燥しがちです。デリケートゾーンが乾燥すると、常在菌のバランスが崩れてしまい、自浄作用が低下するため、顔や体と同じようにデリケートゾーンも、お風呂上がりにはケアしてあげましょう。
デリケートゾーンのオイルケアには「タントリュクス」のように浸透力(※角質層まで)が高く、ハリ・保湿が期待できるオメガ3、オメガ6などの必須脂肪酸が配合されたオイルがおすすめです。
必須脂肪酸には肌の水分が失われるのを防ぐ効果があり、デリケートゾーンを乾燥から守ってくれます。
オイルケアの際には、ただ単にオイルをデリケートゾーンにつけるよりも、オイルをしみこませたコットンをデリケートゾーンに充てる「オイル湿布」ならば、さらに保湿効果を望めます。
ただし、膣内部をケアする必要はありません。外部をケアするだけで乾燥は防げ、膣トラブルを解消できます。
マッサージ
デリケートゾーンを自ら触るということに抵抗がある方も多いかと思います。清潔に保ちたいと思っていても、どうしても不衛生なイメージが強いパーツであるため、抵抗があるのも無理はありません。
しかし、オイルをつけてデリケートゾーンをマッサージすることは血の巡りや、気の巡りを改善すると言われています。「なかなか体の不調が改善されない」と悩んでいる方は、ぜひデリケートゾーンのマッサージを実践してみましょう。
「タントリュクス」のように天然由来成分100%でできているオイルならば、安心して使用できます。
また、「タントリュクス」は、香りもいいため、リラックス効果も期待できます。匂いは安心感を与えるため、オイルを選ぶ際には香りにも注目してみましょう。
マッサージをする際にはオイルを指につけ、女性器の外陰部にある脂肪組織で形成された「大陰唇」と呼ばれる部分と、大陰唇の内側にある「小陰唇」、膣に優しく塗るだけで完了です。オイルを指につける際には、必ず手を清潔な状態に保つよう心がけましょう。
デリケートゾーンをオイルケアすることは女性らしさをキープする秘訣
デリケートゾーンをオイルケアすることは、血流改善や冷えを解消する他、尿もれの改善にも効果的です。いつまでも若々しくいたい女性には特に、デリケートゾーンのオイルケアがおすすめです。
デリケートゾーンのケアは、ハードルが高いように感じますが、お風呂上がりのスキンケアと一緒に保湿ケアやマッサージするだけで、どなたでもすぐに実践できます。
保温性が優れているオイルを使えば、より効果的にデリケートゾーンを温めてくれます。自身へのリラクゼーションとして、好きな香りのオイルを選んでみましょう。デリケートゾーン向けのオイル「タントリュクス」なら、香りが魅力的なのはもちろんのこと、素材にもこだわっており、安心して使えます。
デリケートゾーンに使うオイルはだからこそ成分にはこだわりたいですよね。
おまたのオイルを選ぶ際には、「タントリュクス」のように肌に優しい成分でリラックス効果が高い香りのオイルを選ぶことをおすすめします。
監修 薬剤師 中田早苗
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薬剤師/腸活・膣ケアサポート・ファスティング講師
中田 早苗
薬科大学卒業後、約7年間総合病院で病院薬剤師として勤務。その後、相談薬局にて予防医学の観点から薬を使わない健康法について患者指導を行い現在に至る。食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとしてファスティングの魅力に感銘を受ける。便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みとファスティングに深く結びつきがあることを実感。現在までに100名以上のファスティングサポートを実施。
資格
薬剤師
ウエルネスファーマシスト(認定運動支援薬剤師)
ファスティングマイスター
美腸プランナー
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中田 早苗
・ファスティング講師
経歴
薬科大学卒業後、約7年間総合病院で病院薬剤師として勤務。その後、相談薬局にて予防医学の観点から薬を使わない健康法について患者指導を行い現在に至る。食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとしてファスティングの魅力に感銘を受ける。便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みとファスティングに深く結びつきがあることを実感。現在までに100名以上のファスティングサポートを実施。
資格
・薬剤師
・ウエルネスファーマシスト
(認定運動支援薬剤師)
・ファスティングマイスター
・美腸プランナー