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【ナプキン選びは大切】紙ナプキンは危険なの?オーガニックコットン製布ナプキンの特徴と選ぶメリットについて解説

2022.04.07

月経時に使用するナプキンは、紙ナプキンが一般的とされていましたが、ここ最近で、布ナプキンや月経カップなど女性に寄り添った製品が増えてきました。今回は、当たり前のように使用している紙ナプキンの危険性やリスクの可能性と、体に優しいとされる布ナプキンの特徴について解説します。

紙ナプキンは女性にとっての必須アイテム

毎月の月経の際に、ほとんどの女性は紙ナプキンを使用していると思います。比較的安く手に入り、使い捨てのため気軽に使用することができます。そして、紙ナプキンは、多くの商品展開があり長時間つけていても吸収体や特殊なフィルム構造によって漏れにくいというメリットがあります。

 

しかし最近、紙ナプキンは体に良くない、危険という説がささやかれています。その理由として、紙ナプキンの化学物質が体に悪影響を及ぼすということです。

 

それは本当の話なのでしょうか。




 

紙ナプキンは体にとって危険⁉

多くの紙ナプキンには、高分子ポリマーなどの化学物質が使用されています。この化学物質が皮膚に付着すると、皮膚から体内に吸収されて子宮内膜症や子宮筋腫などの病気を引き起こすという話が、どこからともなくささやかれ始めました。

 

紙ナプキンを使用しているだけで、これらの病気になるという証拠はどこにもありません。つまり、紙ナプキンは人体に直接悪影響を及ぼす心配はないということです。

 

とはいえ、紙ナプキンには手軽に使える良さはありますが、デメリットもあります。それが生理中の不快感やストレスの引き金になっている可能性があります。

 

紙ナプキンは「ムレやすい」

 

紙ナプキンを長時間使用していると、ナプキンを当てている部分にかゆみが出ることがあります。それは、紙ナプキンの素材が関係していて、不織布や開孔フィルム、吸収体、防漏材と、何層にもなっており、通気性が悪くムレやすい構造になっています。

 

また、肌質によっては紙ナプキンの擦れでかゆみが出ることもあります。

 

嫌なにおい

 

長時間使用した日や、経血の量が多い日は特に、あの独特な不快なニオイを経験したことはありませんか。ナプキンに吸収された血液や粘液が固まると、生理特有の嫌なニオイが発生します。

 

紙ナプキンはドラッグストアやコンビニエンスストアなどで安くに入るというメリットはありますが、肌が弱く敏感な方は布ナプキンを使用することで悩みが解消できる場合があります。

 

布ナプキンの特徴

紙ナプキンも布ナプキンも血液や粘液を吸収するという点は同じですが、布ナプキンには紙ナプキンにはない特徴があります。

 

環境に優しい

サスティナビリティやSDGsが世界中に広がる中、日本国内でも、できるだけ物を捨てずに再利用しようという取り組みが行われています。

 

ここで考えたいのは、紙ナプキンが使い捨てであるのに対し、布ナプキンは洗濯して何回も使えるという違いがあるということです。

 

つまり、紙ナプキンの使用ではゴミが増えるのに対し、何度も使える布ナプキンはゴミか増えることもないため、サスティナビリティの考え方に合致しているということになります。

 

このように、特に環境問題について考えた場合は、布ナプキンのほうが環境にやさしい製品ということが挙げられます。

 

買い置きの必要がない

紙ナプキンは常に買い置きしておく必要がありますが、布ナプキンはその心配がありません。布ナプキンの交換頻度は経血量によって異なりますが、紙ナプキンの交換頻度とほぼ同様と考えておくと良いでしょう。

 

また、布ナプキン1枚当たりの値段は数千円からと決して安いとはいえませんが、洗濯することで何度も使えるという点で考えるなら、紙ナプキンよりも経済的であると考えることもできます。

 

肌が弱い人でも安心して使える

紙ナプキンは、ムレやすく肌質によってはかゆみの原因になるというデメリットがありますが、一方の布ナプキンの素材は、オーガニックコットンなどが使用されているため、肌が刺激を受けにくいという特徴があります。

 

紙ナプキンを使用していて毎月かゆみが出るとなると、それがストレスになって生理に対するネガティブ感情や憂鬱さが増してしまうことがあります。

 

しかし、布ナプキンであれば、かゆみが出る可能性が低いため、より快適に過ごせるようになることが期待できます。

 

オーガニック製の布ナプキンの特徴

布ナプキンに使用されている素材は、製品によって異なりますが、これから布ナプキンを選ぶならオーガニックコットン製の布ナプキンがおすすめです。

 

オーガニックコットン製の布ナプキンをおすすめできる理由について紹介します。


 

肌が受ける刺激が少ない

オーガニックコットンの特徴は、ふんわりと柔らかく、お肌が受ける刺激が少ないという点があります。つまり、布ナプキンに適した素材だということです。

 

これなら、紙ナプキンの刺激でかゆみが気になっていた方でも、不安なく使うことができます。

 

通気性が良くムレにくい

オーガニックコットンは通気性が良く、紙ナプキンのようなムレが起こりにくいという特徴があります。そのため、紙ナプキンのように長時間の使用で嫌なニオイが発生する心配がありません。

 

地球に優しい栽培方法

オーガニック農法とは、一定期間化学肥料や農薬を使用していない土地で植物を栽培する方法で、オーガニック農法で栽培されたコットンはオーガニックコットンと呼ばれています。

 

化学肥料や農薬は土壌を汚染する原因になることがありますが、これらを使用しないオーガニック農法なら、土壌を汚染することがありません。

 

つまり、オーガニック農法で栽培されたオーガニックコットンは、地球に優しいということです。

 

どちらを選べばいいか

紙ナプキンには、価格が安く手に入れやすいというメリットがありますが、その反面ムレやすいというデメリットがあります。

 

一方の布ナプキンには、お肌や地球環境に優しいというメリットはあるものの、全般的に価格が高額に設定されているというデメリットがあります。

 

このように、どちらのナプキンにもメリットとデメリットがあるため、生活スタイルやシーンによって使い分ける方法もあります。紙ナプキンと布ナプキンは以下の方法で使い分けることもできますので、どちらにしようか迷っている方は、参考にしてみてください。


 

長時間使用の場合は重ね使い

経血量が多い2日目や3日目には、どうしても漏れが気になります。特に長時間席を外せない会議などでは、漏れが気になって仕方がない場合があります。

 

そのようなときには、内側に布ナプキン、外側には大きめサイズの紙ナプキンという使い方がおすすめです。この使い方であれば、漏れ対策に役立つだけでなく、紙ナプキンによるムレやかゆみ、臭いを軽減させることができます。

 

ニオイやムレ、かゆみが気になるなら布ナプキン

紙ナプキンから布ナプキンに切り替えた最初のころは、つけ心地が良いと感じるものの、漏れが不安で落ち着かないことがあるでしょう。そのようなときには、朝のスタート時には紙ナプキンを使用しておいて、ニオイやムレ、かゆみが気になってきた時点で布ナプキンに切り替えてみる方法があります。

 

ぜひ、あなたに合った使い方を見つけてみてください。

 

さいごに

体に優しい製品や、安心安全なものを取り入れたいという思いは誰しも持っていることだと思います。健康意識の高まりがあるからこそ、さまざまな情報が広まっていることも事実です。紙ナプキンの便利さには、もちろんデメリットも存在します。それは布ナプキンも同様です。

 

女性にとって毎月ある生理前向きに捉えて、少しでも心地よく過ごせる期間にできるよう、あなたに合った製品を取り入れて快適な生活を送ってください。

 

監修 薬剤師 中田早苗

デリケートゾーンのお悩み相談室
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薬剤師/腸活・膣ケアサポート・ファスティング講師

中田 早苗

薬科大学卒業後、約7年間総合病院で病院薬剤師として勤務。その後、相談薬局にて予防医学の観点から薬を使わない健康法について患者指導を行い現在に至る。食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとしてファスティングの魅力に感銘を受ける。便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みとファスティングに深く結びつきがあることを実感。現在までに100名以上のファスティングサポートを実施。

資格

薬剤師
ウエルネスファーマシスト(認定運動支援薬剤師)
ファスティングマイスター
美腸プランナー

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監修

薬剤師 中田早苗

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薬剤師/腸活・膣ケアサポート
・ファスティング講師
中田 早苗

経歴
薬科大学卒業後、約7年間総合病院で病院薬剤師として勤務。その後、相談薬局にて予防医学の観点から薬を使わない健康法について患者指導を行い現在に至る。食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとしてファスティングの魅力に感銘を受ける。便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みとファスティングに深く結びつきがあることを実感。現在までに100名以上のファスティングサポートを実施。

資格
・薬剤師
・ウエルネスファーマシスト
(認定運動支援薬剤師)
・ファスティングマイスター
・美腸プランナー