デリケートゾーンのお悩み相談室
【男性必見】男性のデリケートゾーン悩みを解決するお手入れ方法
2022.05.06
デリケートゾーンケアといえば、女性が行うものという印象がありますが、最近では男性もお手入れをする人が増えています。今回は、男性こそ気になるデリケートゾーンのニオイやムレ、痒みなどの解決方法や、男性がデリケートゾーンケアをすることによって得られるメリットについて紹介します。
目次
男性も抱えるデリケートゾーンの悩み
男女ともに、デリケートゾーンの悩みを抱えている人は数多くいます。実際に、悩みがあっても、周囲に相談できない人が大半で、その悩みの内訳は、ムレや痒み、乾燥、ニオイなど多岐にわたります。
特に男性の陰部は、下着やズボンに包まれている時間が長いため、通気性が悪く、また、陰毛によって蒸れやすい部分です。夏場になると、より熱がこもりやすくなるため、ニオイだけでなくかぶれや痒みの原因にもなってしまいます。
最近では、身だしなみの一環として、ヒゲや眉毛などのムダ毛ケアが当たり前であるように、VIO脱毛を行う男性も増加しています。
「異性に不快感を与えないように」 「スポーツをしていて、毛があるとテーピングがしづらい」 「汗で毛が張り付くのが嫌」
など、生活をする上での不快感軽減のために脱毛を行う男性もいます。
男性にとって、脱毛を含めデリケートゾーンケアを意識することは、美容に対する意識だけではなく、生活の中でのストレス軽減や快適に過ごす手段の一つでもあります。
男性のデリケートゾーンに関する調査結果
2020年に「株式会社TENGA」が行った調査によると、「パートナーの男性器のニオイが気になったら相手に伝えますか?」という問いに対し「伝える28%」、「伝えない72%」という結果があります。
このように女性は、男性の性器のニオイが気になっても「場がシラケるのが嫌だから」、「相手を傷つけたくないから」といった理由で伝えないことがほとんどのようです。
しかしながら、「性交時に男性の性器のニオイが気になったことがある」という方は「53%」と、約半数の人がニオイに敏感になってしまった経験があると回答しています。
一方で、男性側に「何か、デリケートゾーンのケアをしていますか?」という問いに対しては、「特にしていない 87%」という結果に…。
男性のデリケートゾーンのニオイについて気にしている人は、男女ともに多いものの、どのようにケアをすればいいか分からず結局見過ごしているという人がほとんどということがわかります。
デリケートゾーンを清潔にしよう
デリケートゾーンのムレを放っておくと、細菌が繁殖しニオイや痒み、かぶれの原因となってしまいます。 次に、男性ができるデリケートゾーンのお手入れについて紹介します。
【男性のデリケートゾーンケア方法】 1.アンダーヘアの処理 2.VIO脱毛 3.デリケートゾーン専用ボディソープ 4.デリケートゾーン専用ふき取りシート 5.マッサージケア など
自分でできるアンダーヘアの処理から、保湿をしながら行うマッサージケアなどさまざまなものがあります。 最近では、デリケートゾーン向けに作られたソープや汗・ニオイふき取りシートなど多くのケア用品が展開されているので、これらの製品を使用してデリケートゾーンのお手入れ習慣を開始するのもおすすめです。
例えば、デリケートゾーン用のソープがお風呂場にあれば、毎日の入浴時にデリケートゾーンをきちんと洗う習慣化に繋がります。汗・ニオイふき取りシートをカバンに入れて持ち歩けば、日常的に陰部を清潔に保つことができ、ムレの悩みからも解放されます。
男性がケアをするとどんなメリットが得られるのか
ここでは、男性が陰部のケアをすることで得られる効果について解説します。デリケートゾーンのケアは、自分自身が快適でいられるというメリットだけでなく、パートナーに不快感を与えない、より健康的でいられるといったさまざまな効果があります。
【男性のデリケートゾーンケアのメリット】 ・ムレ・痒み・かぶれ防止 ・乾燥防止 ・気になるニオイ防止 ・清潔感を与える ・快適に過ごせる ・心身の健康
男性の陰部ケアにも、セルフケアからサロンやクリニックでの脱毛ケアなど、さまざまなものがあります。
日常的なケアが面倒という方は、ムレが気になる夏場だけカバンにふき取りシートを忍ばせておいてサッとケアするのもおすすめです。余裕のある方は入浴時にデリケートゾーン専用のソープを使いケアをするのもいいでしょう。
特に、自分好みの香りのものを使用することで保湿目的だけでなく、心身ともにリラックス効果も期待できます。
タイ古来の陰部マッサージ「ジャップカサイ」
タイ古式マッサージ「ジャップカサイ」を知っていますか?
「ジャップカサイ」とは、男性の足から鼠径部、睾丸、陰嚢を順に指圧することで、精力増強や血行促進などの効果が得られるマッサージのことです。
このジャップカサイは、精力回復などの効果はもちろん、腰痛改善、腎機能回復などの効果が得られることもあるとされています。マッサージの際に鼠径部の上にある腸腰筋(大腰筋と腸骨筋)を親指で押さえることで、部分的に血流が止まり、手を離した瞬間に再び勢いよく血流が流れ出します。このことによって筋線維間の緊張がほぐれ、腰痛の改善が期待できるということです。
ジャップカサイは、専門店で施術を受けることができます。しかし、このマッサージは性的サービスではなく、あくまでタイ古式マッサージの一種なので「人にしてもらうのは恥ずかしい」という男性も多いかと思います。そのような方は、アロマオイルや保湿クリームを使ってセルフマッサージをすることも有効ですのでぜひ試してみてください。
セルフマッサージの方法
次に、男性のためのデリケートゾーンのマッサージ方法について紹介します。
1.入浴 まずは10分以上湯船に浸かってしっかりと体を温めます。 2.陰部周辺にオイルを塗る お風呂から上がり、陰部や鼠径部、太ももにオイルを塗ります。 3.マッサージ開始 太ももから鼠径部に向かって手全体で血液を流すようにマッサージをします。 4.睾丸マッサージ ・手にオイルをたっぷりとつけ、睾丸をやさしく撫でます。 ・気持ちのいい箇所を探しながら鼠径部やお尻も軽くマッサージしましょう。 ・睾丸と肛門の間の「会陰(えいん)」もやさしく刺激することでよりリラックスできます。
マッサージは大体1回10分くらいを目安に行います。市販のオイルももちろん良いですが、出来るだけ肌に優しいものを選ぶようにしてください。
オリーブオイルやスイートアーモンドオイル、ホホバオイルなどのキャリアオイルに、「サンダルウッド」や「イランイラン」などの性欲を増進させる精油を少量取り入れることで、よりリラックス効果を高めることができます。
男性もデリケートゾーンのお手入れ習慣が必要
今回は、男性のデリケートゾーンケアやセルフマッサージについて紹介しました。 デリケートゾーンに関する悩みは男女に共通する悩みでもあります。女性だけでなく、男性も日常的に陰部を清潔に保つことを心がけることで、ニオイや痒み、かぶれを改善・予防することができます。
また、日頃からデリケートゾーンをケアしておくことで、パートナーとの大切なスキンシップ時間もストレスなく楽しむことができます。デリケートゾーンのトラブルに悩み始めたら、ぜひケアの参考にしてみてください。
監修 薬剤師 中田早苗
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薬剤師/腸活・膣ケアサポート・ファスティング講師
中田 早苗
薬科大学卒業後、約7年間総合病院で病院薬剤師として勤務。その後、相談薬局にて予防医学の観点から薬を使わない健康法について患者指導を行い現在に至る。食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとしてファスティングの魅力に感銘を受ける。便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みとファスティングに深く結びつきがあることを実感。現在までに100名以上のファスティングサポートを実施。
資格
薬剤師
ウエルネスファーマシスト(認定運動支援薬剤師)
ファスティングマイスター
美腸プランナー
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中田 早苗
・ファスティング講師
経歴
薬科大学卒業後、約7年間総合病院で病院薬剤師として勤務。その後、相談薬局にて予防医学の観点から薬を使わない健康法について患者指導を行い現在に至る。食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとしてファスティングの魅力に感銘を受ける。便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みとファスティングに深く結びつきがあることを実感。現在までに100名以上のファスティングサポートを実施。
資格
・薬剤師
・ウエルネスファーマシスト
(認定運動支援薬剤師)
・ファスティングマイスター
・美腸プランナー