デリケートゾーンのお悩み相談室

美肌を作る栄養素「〇〇は最高の美容液!スキンケアにプラス」

2022.05.12

ファンデーションで肌を綺麗に整えることはできても、継続的に美肌を維持しようと思うとやはり食べ物からの栄養素は必要不可欠です。スキンケアと同時に「体の内側からのケア」も大切です。今回は、食生活と肌との関係性や、腸活のメリット、美容効果の高い食品などについて紹介します。

肌トラブルの原因

肌トラブルの原因は、スキンケア不足や紫外線などの「外的要因」と、ストレスや疲れなどから生じる「精神的要因」、そして栄養不足や腸の汚れなど体の内側から起こる「内的要因」があります。

 

外的要因であるスキンケアは、肌の角質層の保湿や、乾燥による小ジワなどをケアしたり、見た目の美肌作りを得意としています。一方で、内的要因であるインナーケアは、肌の弾力やハリを整え、美しい肌質づくりに適しています。

 

肌トラブルを解消するには、生活習慣や環境によるストレスを見直して改善していく必要があります。しかし、すぐに今の環境から抜け出すことの難しさや、誰しも平等に年齢を重ねていく点は変えることができません。

 

そんな時、積極的に見直したいのが「食生活」です。肌が喜ぶ食事に変えることで、栄養素が“体への美容液”となって肌に良い影響を与えてくれます。

 

美肌のために欠かせない栄養素

人間は健康的に生きるために、「炭水化物」、「脂質」、「たんぱく質」の三大栄養素をバランスよく摂取する必要があります。エネルギーに占める割合としては脂質1~2割、たんぱく質3~4割、炭水化物4~6割が理想的なバランスとされています。これらに注意しながらも毎日の食事から効率良く“肌に良い栄養素”を摂取したいところです。

 

しかしながら、肌に良い栄養素に気を配るのも大切ですが、肌のためということを重視しすぎて食事バランスが崩れてしまっては本末転倒です。あくまでも栄養素を満遍なく摂りながら、偏り過ぎないよう気を付けながら日常に取り入れてみましょう。

 

では具体的にどのような食品がおすすめなのかについて紹介します。

 

体の土台になる「たんぱく質」

近年、ジムや自宅で筋トレをする人が急増し、コンビニやスーパーでも「たんぱく質が〇g摂取できる」などと書かれた商品をよく目にするようになりました。筋肉の素となる「たんぱく質」は、皮膚の生成にも非常に重要な役割を担っています。

 

たんぱく質のなかでも「動物性たんぱく質」に分類される肉・魚・乳製品は、人間の体で合成できない「必須アミノ酸」をはじめ、ビタミン、ミネラルも豊富に含まれています。

 

一方、「植物性たんぱく質」の代表は「大豆製品」ですが、大豆にはビタミンE、ビタミンB1、亜鉛など、人の健康と美容に必要な栄養素がバランス良く含まれています。

 

また、最近では、悪玉コレステロールの蓄積を抑える「大豆サポニン」の存在も注目されています。大豆サポニンは大豆の渋み成分で、強い抗酸化作用を持っています。この大豆サポニンが、肌の老化を遅らせてくれるだけでなく、動脈硬化や高血圧症、肥満など重大な症状を改善することにも一役買ってくれます。

 

美肌に導く栄養素

美肌をつくるために必要な栄養素として、ダイエットにも効果的な「発酵食品」もぜひ取り入れてみてください。発酵食品には、腸内環境を整える効果があるので、肌のくすみ改善、ニキビ予防、乾燥予防などのメリットがあります。

 

<発酵食品> ・肌のくすみ改善 ・ニキビ予防 ・乾燥予防

 

成分として有名なのはヨーグルトに含まれる「ビフィズス菌」です。ビフィズス菌は腸内の善玉菌を増やすだけでなく、ビタミンB群やビタミンKを合成するため貧血予防や肌荒れ防止に役立ちます。

 

<ビフィズス菌> ・貧血予防 ・肌荒れ防止

 

また、腸内細菌がつくる物質のなかでは、「ポリアミン」という物質が肌に嬉しい効果をもたらします。ポリアミンとは、細胞の生まれ変わりに必要不可欠な物質のことで、新陳代謝を高めてくれる作用があります。肌のターンオーバーの正常化を助け、若々しい肌を保つといった効果も期待されています。

 

<ポリアミン> ・新陳代謝を高める ・肌のターンオーバーを助ける

 

美容に効果的な食べ物

次に、美肌をつくるために必要な栄養素が摂れる「食品」を紹介します。普段の食事に取り入れて体の中からエイジングケアをしましょう。

 

【動物性たんぱく質】 肉類、魚、卵、乳製品 など

 

【植物性たんぱく質】 大豆、納豆、豆腐、枝豆、とうもろこし、そば など

 

【発酵食品】 納豆、ヨーグルト、味噌、キムチ、チーズ など

 

【野菜】 ビタミンA… 人参、ほうれん草、ニラ、春菊 など ビタミンC… ピーマン、パプリカ、芽キャベツ など ミネラル… ブロッコリー、小松菜、ほうれん草 など

 

【海藻類】 わかめ、ひじき、昆布、もずく など ※1日50gが目安。塩分が多いため摂り過ぎ注意。

 

肌トラブルやニキビの原因は“腸内環境”の乱れかも

肌荒れや肌悩みがなかなか改善されないときは“腸内環境の悪化”が考えられます。

 

ストレスや暴飲暴食などによって腸内細菌のバランスが崩れてしまうと、有害物質をつくり出す悪玉菌が増殖してしまい、その結果、肌状態が悪化してしまいます。腸内環境の乱れはアレルギーやニキビなどの皮膚疾患にもつながります。肌に良いものを摂るだけでなく、日頃から添加物の多い食品やジャンクフードなどもできるだけ控えるようにすることも大切です。

 

今回、紹介した「発酵食品」の味噌やキムチ、納豆、ヨーグルト、チーズの他に、善玉菌のエサとなる「オリゴ糖」や「水溶性食物繊維」にも注目です。善玉菌同様、こちらも普段から取り入れるようにしてみてください。「水溶性食物繊維」は、便秘解消効果も期待できるので積極的に取り入れることで綺麗な腸を保つことができます。

 

【オリゴ糖が含まれる食品】 きなこやバナナ、はちみつ、小豆などが

 

【水溶性食物繊維が含まれる食品】 りんごやキウイ、ほうれん草やオクラなど

 

普段から腸を意識した生活で体内をデトックスしておくことで、体内に毒素を溜め込まない体づくりができます。そして同時に美肌も叶えることができます。特に「最近、肌がくすんできた」という方や「顔色が悪い」という方は、「腸」を意識した生活を取り入れてみてください。

では、肌の外からの美容ケアは意味がない?

日頃行っているスキンケアは無意味?

 

スキンケアと食事ではどちらが早く効果が現れるの?

 

さまざまな疑問が浮かぶかもしれません。冒頭にもお伝えした通り、肌トラブルの原因には、スキンケア不足や紫外線などの「外的要因」と、栄養不足や腸の汚れなど体の内側から起こる「内的要因」、そしてストレスからくる「精神的要因」があります。

 

外的要因を解消するために、日頃からのスキンケアをこまめに行うといいでしょう。弊社のタントリュクスオイルは、肌に潤いを与え栄養素を吸収しやすい肌質に整えることができます。また、29種類の天然オイルで構成され、複数のアロマオイルがブレンドされているため、ストレスからくる精神的要因の解消も期待できます。スキンケアは、すぐに目で見て確認できる点が大きいです。

 

一方で、内的要因を解消するためには、口から摂取する食べ物や体内環境を整えていく必要があり、すぐに効果を目で見て確認はできませんが、根本的な体質と肌質の改善に導きます。

 

美しい肌作りのためには、どちらも併せて行うことが1番の近道です。

 

根本的な改善は食事から

今回は、美肌に必要な栄養素やおすすめ食材、そして腸内環境を整えるメリットについて紹介しました。

 

ただし、肌に必要だからといって過剰に摂取しては、かえって健康を害してしまいます。食事は主食・主菜・副菜・汁物を基本に、その日取り入れられる食材を少しずつ摂取しましょう。

 

マッサージやスキンケアで外側から栄養を入れることも大切です。それと同じくらい、インナーケアも大切で、体の内側から肌に栄養を取り込むことで、より持続的に美しい肌を保つことができます。肌悩みを改善したい、もっと美肌になりたい方は、ぜひ毎日のスキンケアと同時に、食事の見直しも行ってみてください。

 

監修 薬剤師 中田早苗

デリケートゾーンのお悩み相談室
デリケートゾーンのお悩み相談室
薬剤師/腸活・膣ケアサポート・ファスティング講師

中田 早苗

薬科大学卒業後、約7年間総合病院で病院薬剤師として勤務。その後、相談薬局にて予防医学の観点から薬を使わない健康法について患者指導を行い現在に至る。食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとしてファスティングの魅力に感銘を受ける。便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みとファスティングに深く結びつきがあることを実感。現在までに100名以上のファスティングサポートを実施。

資格

薬剤師
ウエルネスファーマシスト(認定運動支援薬剤師)
ファスティングマイスター
美腸プランナー

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監修

薬剤師 中田早苗

デリケートゾーンのお悩み相談室

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薬剤師/腸活・膣ケアサポート
・ファスティング講師
中田 早苗

経歴
薬科大学卒業後、約7年間総合病院で病院薬剤師として勤務。その後、相談薬局にて予防医学の観点から薬を使わない健康法について患者指導を行い現在に至る。食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとしてファスティングの魅力に感銘を受ける。便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みとファスティングに深く結びつきがあることを実感。現在までに100名以上のファスティングサポートを実施。

資格
・薬剤師
・ウエルネスファーマシスト
(認定運動支援薬剤師)
・ファスティングマイスター
・美腸プランナー